日本薬局方-一般試験法 6.03 製剤の粒度の試験法

製剤の粒度の試験法とは、ふるいを用いて製剤の粒のサイズを調べる方法です。顆粒剤、細粒剤など、粒度に規格を持つ製剤に適用するものだと思われます(経口投与する製剤を参照)。18号ふるいを全通し、30号ふるいに残留するものが10%以下となるのが細粒剤の規格です。

この試験法では、粒度試験法<3.04>と異なり、ふるい振とう機を用いる設定はありません。ふるいを重ねて用いるのは粒度試験法と同様ですが、用いるふるいは18号と30号のみです。10gの試料を18号ふるいに乗せ、3分間揺り動かし、ふるい、受け器の残留物質量を測定し、規格に適合することを確認します。