日本薬局方-一般試験法 1.10 鉄試験法

鉄試験法は鉄の限度試験で、医薬品に混在する鉄の量が規定量を超えないことを確認するための試験方法です。鉄の量は鉄としてppmで表します。

試験液の調整法には3法が設定されており、より番号の大きいものほど溶けにくい試料に対応しているようです。

鉄の量は鉄と2,2'-ビピリジンとの錯体形成による呈色反応で調べます。方法にはA法とB法があります。A法は水系、B法は有機溶媒系での呈色を比較液と比べます。