日本薬局方-一般試験法 1.14 硫酸塩試験法

硫酸塩試験法は、医薬品に含まれる硫酸塩の限度試験です。硫酸バリウムの生成にともなう白色沈殿の発生を標準液と比較することで、試料に含まれる硫酸塩が規格より少ないことを確認します。

試験法は比較的単純で、試料を水に溶かし、希塩酸1mLを加え50mLとします。この溶液に塩化バリウム溶液2mLを加え、10分放置し、白色沈殿を確認します。比較液には5mMの硫酸を使います。